「文字と式」では、aやxなどの文字を使って、色々な数に共通するルールや、まだ決まっていない数を表します。
文字と数の混じった式では、書き方をシンプルにするためのルールがいくつかあります。
① かけ算の記号 (×)は省略する
文字と数の積では、数を文字の前に書きます。
文字同士の積では、アルファベット順に書きます。
② 割り算の記号 (÷) は分数にする
割り算は、分数の形で表します。
③ 1と−1をかけるときは1を省略する
④ 同じ文字の積は累乗で表す
文字式の計算で一番大切なのは、計算できるものとできないものを区別することです。
項 (こう): 式を加法(足し算)だけの形にしたときの、一つひとつの部分。
係数 (けいすう): 文字の項に含まれる数の部分。
同類項 (どうるいこう): 文字の部分が全く同じである項。計算できるのは同類項同士だけです。
文字式の加法・減法は、同類項をまとめることで計算します。
同類項の計算: 係数同士を計算し、文字はそのまま残します。
3x + 2x = (3+2)x = 5x
4a −7a = (4−7)a = ー3a
文字式と数のかけ算・わり算は、分配法則や分数のルールを使って計算します。
乗法 (かけ算): 係数同士をかけて、文字をつけます。(分配法則も使う)
除法 (わり算): わり算をかけ算(逆数)になおして計算します。
文字を使うと、さまざまな数量を簡潔に、そして一般的に表すことができます。
連続する3つの整数を文字で表したい場合、真ん中の整数を$n$とすると、次のように表現できます。
n−1、n、n+1
このように表現すると、「連続する3つの整数の和は3nとなり、真ん中の数の3倍になる」といった規則(整数の性質)を証明するのに役立ちます。
文字と式を使って、数量同士の関係を式で表すことを学びます。
「左辺と右辺が等しい」関係を、等号=を使って表した式です。
「左辺と右辺が等しくない」関係を、不等号を使って表した式です。
<、> 〜より大きい、小さい
≦、≧ 〜以上、〜以下
文字を含む式で、文字を特定の数におきかえることを代入といい、その結果の値を式の値といいます。